平成27年4月より、「むし歯のない3歳児を85%以上に増加させること」を目的に、仙台市、仙台歯科医師会、仙台市保育所連合会、東北大学大学院歯学研究科、仙台小児科医会の協力のもとにプロジェクトが立ち上げられました。
仙台市は、政令指定都市の中でもむし歯のある幼児が多いとの検診の結果が出ています。
そこで立ち上げられたのが、この「3歳児カリエスフリー85プロジェクト」です。
最近の研究から、3歳までにむし歯ゼロで過ごすことができれば、その後のむし歯の発生が極めて少ないことがわかってきました。
生後8~9か月頃(歯が生え始めてすぐの頃)より、歯科医院で指導を受けることにより、むし歯を含めた口の中の問題を解決し、むし歯の撲滅を目指しています。
生後8~9か月頃に乳児健康診査を受けた時に小児科医より「せんだいでんたるノート」(歯の母子手帳とお考えください)を貰います。
「せんだいでんたるノート」には、1歳0か月から3歳9か月まで、3か月毎に詳細な記録が取れるようになっています(記録は5歳時まで可能)。
成長に応じて、歯に関して気をつける事柄などもわかりやすく解説してあります。
乳歯が生え始めたら、かかりつけ歯科医を持ち、定期的に受診し、むし歯予防をがんばりましょう。
先日、当院に「せんだいでんたるノート」をお持ちの患者さん第1号がおいでになりました。
今回のプロジェクトは、仙台市民のみが対象となっています。
しかし、むし歯予防のためには、生後8~9か月ごろから歯磨きやフッ化物塗布を始めると効果的であることは、間違いありません。
仙台市以外にお住まいの方も、是非、むし歯予防の早期開始に取り組んでいただきたいと思います。
当院は本プロジェクトの協力歯科医療機関になっております。
皆様のご期待に応えられるようがんばりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
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